loser(s)


「それでもサッカー人生は続いていく」


日本代表がパラグアイ代表にPK戦で負けた後のインタビューで選手たちは皆同じようなことを口にした。精一杯戦った。世界を驚かせた。だが目標には届かなかった。あと一歩というところで勝利を逃してしまった。無念、後悔。様々な想いがあっただろう。だけど、それでも、サッカー人生は続いていく。そう語る彼らの姿は、これまでのような「美しく散る」という侍の美学とは違う、諦めの悪い、なりふり構わず闘い抜いた新しい日本代表の成長を物語っているようだった。どれだけ美しい言葉で飾っても、失敗は失敗で、負けは負けだ。勝つために戦って、それを果たせなかった時、敗れた事実を美化して忘れ去ろうとするのはある種の国民性かもしれない。だけどそれじゃ、未来に何も残らない。それでも、サッカー人生は続いていく。泣いて悔しがっても、もう一度立ち上がる。格好悪くてもいい。美しくなくていい。美しくあろうとすることよりもずっと、成し遂げたいと思ったものがある。


綺麗なだけの言葉で何を誤魔化すというのか。
それで済むような感情なら最初から抱かない方がいい。
態度で示せ。結果を見せろ。そうでないなら止めてしまえ。


いつまでそこで這い蹲っているんだ?